オリジナリティを追求したサドルマウント開発の裏話

オリジナリティを追求したサドルマウント開発の裏話

OLIGHT SEEMEE30テールライトをサドル後端に横向きに 

OLIGHT SEEMEE30テールライトは、スタイリッシュなデザインがロードバイクによく似合い、私自身も非常に気に入っていました。しかし、ゴムバンドでシートポストに装着する従来の取り付け方法には満足できず、改善したいという思いが強まりました。

一方で、3Dプリンタを使って理想に近いパーツを自分で作った経験から、バイクをさらにスタイリッシュに、オリジナリティあふれるパーツを作れないかと考えるようになりました。

この二つの思いが重なり、シートポストに縦長に装着するSEEMEE30をサドルに横向きに装着するためのサドルマウントを作ることに挑戦しました。

 

なぜ横向きにしたのか?

理由は単純で、「かっこいい」と感じたからです。市販品では見たことがないデザインであり、クルマのハイマウントストップランプをイメージし、バイクをよりスタイリッシュに見せると同時に、ストップランプを高い位置に配置することで視認性を高める効果も期待しました。

 

取り付け方法の工夫

  サドル後端にテールライトを横向きに装着するために、従来の取り付け方法では不十分でした。そこで、サドルにより近い位置で一体感を持たせるため、横から差し込む形状を採用。この工夫により、サドルとライトが一体となるデザインを実現しました。

 

サドル専用のデザイン

一般的なサドルマウントは、汎用性やコストを優先した単純な形状が多く、サドルのデザインとマッチせず、後付け感が出てしまうことがあります。そこで私は、サドルの形状に合わせて専用にデザインし、サドルの延長線上にあるような一体感のあるデザインを目指しました。これにより、バイク本来のデザインを損なうことなく、安全性を担保しながらライトとバイクを一体化させることができました。

 

繰り返される試作とブラッシュアップ

初期の試作段階では多くの課題がありましたが、デザインや素材を見直しつつ試作を繰り返しました。また、購入者様からのクレームやご指摘を真摯に受け止め、製品をブラッシュアップすることで、より完成度の高いサドルマウントを完成させることができました。

当初のモデルでは、ライトの爪部分をマウント部に直接はめ込む形を採用していましたが、装着性や強度の問題から、爪の片側をマウントに差し込み、もう一方をゴムバンドで固定する方法に変更しました。また、防水性を高めるために取り外し可能なピンを採用するなど、小さいマウントながらさまざまな改良を重ねました。ゴムバンド一つをとっても、装着の固さや補助ツールの開発など、ご購入者様からのご意見をもとに改良を続けています。

 

ニッチなニーズに応えることの喜び

この製品は、サドル後端にテールライトを横向きに装着したいという私自身の思いを形にしたものですが、このニーズに共感しご購入いただけることは、作り手として非常に嬉しく感じています。これからも、購入者様からのフィードバックをもとに、さらに製品をブラッシュアップし、皆様の期待に応えられる製品を提供していきたいと考えています。

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